継体天皇像
 三段広場の中央に建立(笏谷石)。
 明治16年(1883)、福井の石工等が天皇の高恩を感謝し建立した石像。
 同42年、足羽山公園開設の折、羽二重商・富岡仲次郎の寄付をもって修繕され、傍らに展望所が設置された。
 昭和23年、福井大地震で倒壊したが、同27年の復興博覧会の折に再建された。
 

 
 なお、この場所は円墳跡(山頂古墳・四世紀後葉〜五世紀初頭)で、昭和26年夏発掘調査が行われ、石像下から直弧文を線刻した舟形石棺、琴柱形石製品など若干の副葬品、付近から三角縁神獣鏡二面分の破片が出土した。足羽山一帯に古墳が点在する。