松玄院常夜燈
 愛宕山遊楽寺松玄院は天正3年(1575)柴田勝家によって一乗谷から足羽山に移された別当寺で、崇敬を集めたが明治以降退転した。
 常夜燈は文化14年(1817)12月建立されたもので、はじめ愛宕大権現境内にあったが、元治元年(1864)、山田仁右ェ門等によって現在地に移築された。

橘曙覧歌碑
 昭和40年8月福井県短歌人連盟が明治維新百年・曙覧没後百年を記念し、黄金舎跡に近い歴史館前庭に建立。
 碑の表面に曙覧の代表的な和歌「春のはじめ古事記を開きて はるにあけて先づみる書も天地の はじめの時と読みいづるかな 曙覧」が彫りこまれている。

郷土歴史博物館敷地内

岡倉天心像
天心は文久2年(1862)横浜に生まれ、早くから英語・漢学を学び、東京大学在学中、フェノロサに感化されて芸術的視野を広め、日本美術の近代化に努めた。
 欧米の文化を理解するとともに、東洋の優れた芸術性を広く世界に紹介し、日本美術史上に多大な足跡を残した。
 大正2年(1913)51歳で没した。