継体天皇御即位1500年奉祝記念「社殿改修事業」


「社殿竣工」
平成19年10月25日

約1年間かけて新社殿が完成しました。

10月21日に「お敷石持ち行事」、28日に「本殿遷座祭」、11月3日に「稚児行列」、4日に「継体天皇御即位1500年奉祝記念大祭」を斎行しました。

「社殿改修事業」経過報告

「基壇解体」
平成18年11月15日(水)

「笏谷石(越前青石)」を基壇から剥がす作業が始まりました。
新社殿においても、全てを笏谷石で施工するため、再利用できるものを丁寧に剥がしていきます。
足羽山の地下から採れた「笏谷石」も、採石中止になってから数年が経ち、今では貴重なものとなりました。
これまでの材を使うことで、越前の石文化を後世に継承していきます。

石施工:梶谷石材店(福井市足羽5丁目)

「拝殿解体」
平成18年11月20日(月)

拝殿幣殿の解体作業が始まりました。

現社殿は、戦災で焼失した後に、人々の生活も苦しく物資の乏しい中で建てられたものです。そのため戦前の半分の規模でしか再建できませんでしたが、先人たちの気持ちを後世に継承するため、新社殿においても利用できる丸柱などを丁寧に外していきます。
本事業で 新社殿は戦前の規模に復帰再建されます。

設計管理:小川建築企画設計室
施 工  :藤田社寺建設株式会社

平成18年11月28日(火) 天井や壁、建具などが取り外されました。

平成18年12月13日(水) 

手作業による解体が終わり、クレーンでの解体作業に入りました。

 

平成18年12月17日(日)

拝殿の屋根・柱などが取り除かれ、御社殿の一番奥にある、本殿が見えるようになってきました。

平成18年12月26日(火)
解体作業終了 


拝殿の無いお正月を迎えます。


             
「地鎮祭」
平成19年2月1日(木)10時30分
幣殿・拝殿の地鎮祭が斎行されました。
いよいよ本格的に着工です。




「用材検査」
平成19年2月28日(水)


藤田社寺建設の永平寺工場で、奉賛会長・総代役員による御用材の検査が行われました。

古材の修理現場も見ることができました。
腐食・虫食い部分を埋木などで修復しています。

これまでの材料を使って改修していく事が、この事業の大きな意味だと考えています。
先人から受け継がれた心、精神や社殿も、子孫へ継承されていきます。


平成19年4月2日(月)
幣殿・拝殿の基礎工事を行っています。
上棟祭は7月上旬ごろの予定です。



平成19年4月25日(水)
基礎工事が完成しました。→

「幣殿立柱祭」
平成19年5月7日(月)
幣殿の柱を建て始めました。
 

「拝殿立柱祭」
平成19年6月5日(火)
宮大工さんを含め約50人の参列者のもと、拝殿の建て方が始まり、20本の丸柱が建てられました。
天気にも恵まれ、あたりは白木の良い香りに包まれていました。



「拝殿上棟祭」
平成19年7月19日(木)
午前10時、約130人の参列者のもと、拝殿の上棟祭が斎行されました。
上棟祭は「曳綱(ひきつな)の儀」「槌打ちの儀」「散餅散銭の儀」の三儀式を以って執り行います。
屋上に斎場を設け、御幣と弓矢を飾りつけ、神籬(ひもろぎ)に祭神を招きます。屋下の斎場には供え物、振幣などを設けます。
 
祝詞が奏上された後、「エイ・エイ・エーイ」の掛け声のもと棟木を棟に曳き上げる曳き綱の儀(参列者参加)
 
工匠が「千歳棟」「万歳棟」「永永棟」の掛け声で木槌で棟木を棟に打ち固める槌打ちの儀

餅銭を屋上から四方に散じて災禍を除く散餅散銭の儀
天気にも恵まれ、工匠や参列者たちの威勢の良い掛け声が神域に響き渡りました。

平成19年10月3日(水)
宮大工さんの木工事も終わり、屋根の銅版も綺麗に葺きあがりました。
棟には鰹木が上げられ、飾り金具も取り付けられました。

基壇では石工事が進められており、継体天皇が奨励され採掘され続けてきた福井特産の笏谷石が敷かれています。

「お敷石持ち行事」
平成19年10月21日(日)

社殿御造営の最終段階として御本殿周りに敷き詰める石を、足羽川原から運び入れる行事を行いました。

詳細

≫仮社殿

足羽神社社務所 福井市足羽上町108(足羽山) 0776-36-0287 

新社殿立面図