神社概要　御祭神｜御由緒｜継体天皇｜年間行事｜境内碑文｜天然記念物｜付属団体
【境内の主要石碑】	「六地蔵宝塔」（ろくじぞうほうとう） 　元禄14年（1701）6月、松玄院第8世・�ｪ応等が開眼導師となり、常陸国（茨城県）真壁郡小栗庄下館という処の真誉�ｪ入によって建立されたもので、菩提車六地蔵とも呼ばれる。 　六角石の上部に六地蔵の彫刻、中央内部に六角形の木製車輪があり、これを回転させると、災難を免れるという。
	「綱長井」（つながい） 　明和4,5年（1767,8）、52代宮司・善卿の夢想によって掘ったと伝えられる霊泉で、井戸端には、弘化2年（1845）9月に書かれた「綱長井子水記」が建ててあり、その由来を伝えている。 　『越前国名蹟考』（文化12年1815）によると、深さは16丈（約48ｍ）と見える。
	「継体天皇御世系碑」（けいたいてんのうごせいけいひ） 　飛騨高山の国学者田中大秀（本居宣長門人）は、早くから継体天皇の御世系を研究し、これを世人に広めようと、境内に建設を計画した。 　この碑は大秀の門人の橘曙覧を中心に、54代宮司・善包、同門の池田武万侶、山口春村等が協力し、大秀没後の弘化4年11月(1847)に建立した。 　この石材は、摂津の御影石を、船で本州を西回りして運んで建てたと富田礼彦（大秀の高弟、高山の人）の『越路の日記』に見える。
	「足羽宮之碑」（あすわぐうのひ） 　文政13年（1830）3月、継体天皇崩御1300年を記念し、城下石場町（足羽つくも）の富商等が建立したもので、左側面から裏面・右側面にかけて、この時の大祭の由来が刻まれている。 　その形は亀の背に石柱が乗ってその上部に蛇（竜の子）が乗っているというのもで、中国によく見られる「亀扶」とよく類似している。台座の亀の頭尾、足はそれぞれ外れ、それを回しながら雨乞い神事をしたと伝えられている。
	「足羽神社小燈篭」 　当社は文政元年（1818）7月に木田の大火に被災し、同3年、藩主松平治好の寄付十両を得て再建された。 　社殿復興後、松塚則安の発起によって奉納されたもので、正面に「千早ふる神の栄も八百万いしに恵をてらす燈火（ともしび）」の歌、右側面に『継体天皇記』、裏面に神社略縁起、左側面に「文政4年10月再建」善包朝臣代と刻まれている。
	「橋元近碑」（はしもとちかひ） 　刀匠。福井の刀匠6代島田山城守国清の次男で本名は元知。橋元近と号して狂歌を好み、俳句・囲碁にも優れてた。天保5年（1834）50歳で没した。
	「天壌無窮碑」（てんじょうむきゅうひ） 　境内にあった神宝神社（昭和20年空襲で消失・合祀）の由来碑で、明治23年（1890）に建立。碑文は万葉仮名で彫り込まれ、篆額「天壌無窮」は有栖川宮熾仁親王の御染筆。 　神宝神社は、明治天皇御即位大典に用度掛として参列した福井藩士・由利公正（東京府知事、元老院議官、貴族院議員など歴任）が、邸内に一祠を建立し、下賜された祭器を御霊代として天照皇大神を祀ったもので、明治4年上京の際、当社に移された。
	「九頭龍川修治碑」（くずりゅうがわしゅうちひ） 　九頭龍川は油坂峠付近を源とし、延長116ｋｍ、日本海に注ぐ県下最大の河川。 　明治33年（1900）、国の直轄事業として支流を含む大規模な改修工事が行われ、同45年、築堤・橋梁の架けかえなど作業の完了を記念し、治水伝説の主人公・継体天皇を祭る当社に碑が建てられた。
	「吟道之碑」（ぎんどうのひ） 紫洲流日本名吟会福井本部の初代会長・宮下紫城が詩吟講習を開設したのが昭和32年10月。以来、永年の間において修業に励んで志半ばに逝かれた会員の芳名を納碑し、その遺徳を偲び後世門下の指標とするため、平成11年3月に建立された。 　例年10月に吟道の碑前にて奉吟祭を斎行し、会の発展と会員の隆昌を祈願している。
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